Microsoft Secure Score (MSS) とは
元々「Office 365 Secure Score」として知られていた Microsoft Secure Score は、Microsoft 365 テナントのセキュリティポスチャをポイントベースで測定する指標です。
現在のバージョンでは、サブスクリプションで利用可能なライセンスで環境内で達成可能なポイントと比較した、ポイントスコアと % 値が表示されます。Microsoft はスコアをアイデンティティ・データ・アプリに分類し、Overe はこれを攻撃ベクトルカテゴリにさらに細分化して可視化しています。
「良いスコア」とは何か
関連するセキュリティタスクを実装することで、スコアを大きく引き上げることができます。しかし「良いスコア」が何かは、聞く相手によって変わります。
- AztechIT
“最適な保護のために、Secure Score 60〜80% の範囲を目指すことを強く推奨します。”
- ITfoundations.com
“Secure Score 80% 以上を目指すことは、ほとんどの企業にとって現実的で達成可能な目標であると考えています。”
- CompexIT
“スコアは少なくとも 75〜80%、可能であればそれ以上であるべきです。そうでなければ、やるべきことがあります。”
- TheHPBGroup
“70% 超は良好なサイバー衛生のある SME には十分強い水準。理想は 80% 以上。40〜69% は平均で改善余地あり、40% 未満は組織が露出している可能性が高い。”
80% なら本当に安心して帰れるのか?
高ければ良いのは確かですが、80% のテナントが実際に侵害されているケースもあれば、40% でも多くの穴があっても侵入を免れているケースもあります。
実例: Secure Score 90% 超でも複数のクリティカルなリスクが存在
私たちが最近評価したある Microsoft 365 テナントでは、Secure Score が 90% を超えており、ペーパー上はほぼ完璧でした。しかし実際に Overe で深掘りすると、以下のクリティカルなリスクが複数発見されました。
- 管理者アカウントの MFA ギャップ特定のログイン条件下で MFA が適用されない管理者が存在。
- 過剰な権限を持つリスクの高いアプリケーションOAuth 同意で過剰なスコープを得たアプリが残存。
- メール転送ルールによるデータ漏洩リスク外部へ自動転送するルールが見落とされている。
- 非アクティブアカウントの放置長期未使用のままアクセス権が維持されているアカウント。
つまり、スコアの数字だけを見ていると、思っているほど安全ではないかもしれません。
Overe はどのように役立つのか
Overe はパーセンテージの向こう側を見据え、Microsoft 365 の実際のセキュリティギャップをマッピングする深く自動化されたスキャンを実行します。
スコアカードを超えた「全体像」を把握
ポリシーの弱点からアクティブな脅威検知まで、MSP や IT チームがスコアカードだけでなく Microsoft 365 環境の全体像を把握できるよう支援します。
無料診断を始める- 深いディープスキャンMicrosoft 365 の設定状況・運用状態・ポリシー適用状況・リスク状況を継続的に可視化。
- ポリシー逸脱の継続検知Secure Score では捉えられない運用上の変化を追跡。
- MSP / IT チームの両方を支援情シスからパートナーまで、同じ運用基盤で改善サイクルを回せる。
